長崎空港は大村湾に浮かぶ世界初の本格的な海上空港で、県央部の大村市に位置します。長崎に来られる旅行者の多くは空港から直接 長崎や佐世保の市内観光、ハウステンボス他の観光地に向かわれますが、空港のおひざ元の大村市内にも魅力的なスポットがたんさんあります。 この度「大村市観光コンベンション協会」さんが大村市の観光案内に携わる事業者向けに市内観光研修会を催して下さいましたのでUTセンタースタッフもジャンボタクシーに乗せていただいて“2つのコース”を体験させていただきました!!
2つのコースはそれぞれ総距離20~23km、実走行時間は50分前後です。ジャンボタクシーに乗って移動し、ガイドさんの説明を受けながらの2時間から2時間半程度のミニツアーになりました。長崎空港1階にあるUTセンターでは「飛行機の乗り継ぎ時間が2時間以上あってどうやって過ごそうか?」と相談に来られるお客様がちょくちょくいらっしゃいます。今回お世話になった「合同タクシー」さんや「長崎空港」のHPでも空港での待ち時間におすすめの観光プランとして大村市内観光を紹介されています。
今回の研修では特別にボランティアガイドさんのお話を聞くことができましたので、教わったばかりの豆知識を添えていくつかのスポットを紹介させていただきます。
◎大村公園 玖島城の板敷やぐら 玖島城は初代藩主大村喜前が今のJR大村駅近くにあった三城城からこの地へ移転させたとのこと。防備の面から三方を海に面した玖島の地をお選びになったようです。大御所俳優の高橋英樹さんがNHK番組ロケで「しあわせ~♪」と抱きついたのがこの石垣だそうです! 明治になり廃城になった後に公園となりましたが、桜はその時に植林し、菖蒲は昭和34年からだそうですが今や30万本が咲き誇る名所になっています。
板敷やぐらの近くにある駐車場にはピンク色が目立つ多目的トイレがあり、UTセンタースタッフとしてはうれしい限りです。
◎旧楠本正隆屋敷 楠本正隆は、幕末から明治にかけて活躍した大村藩士です。旧楠本屋敷では、楠本正隆が明治3年に建てた平屋と渡り廊下で結ばれた別棟の離れに実際に入り、その歴史や活躍した功績を資料などで学びながら見学することができます。建物、庭園はきれいに残されていて、その昔ながらの造りからか屋敷に入った瞬間涼しく感じられました。
◎浦川豆店本店 昭和24年創業の塩ゆで落花生=通称“ゆでピー”の専門店です。 ゆでピーはそのままでも食べますが、大村の郷土料理“にごみ(煮ごみ)”や、茶わん蒸しに入れて食べるのが大村流です! その場で試食させてもらってほっこり♪ 写真の煎り機は創業から使い続けているそうです!!
◎田中鎌工業 長崎街道 松原宿にあり、鎌倉時代創業で500年以上の歴史がある鍛冶屋さんです。 口頭伝承のみで引き継がれた技術で作られた包丁はアメリカ・カナダ・ヨーロッパなど世界中にファンがいるそうです。 職人の棟梁は見学者がいても物凄い集中力で汗を飛び散らせながら熱い鉄を打ちます。夏場は灼熱でしょう!! ログハウスのショップで展示・販売があります。
◎スコーコーヒーパーク 日本初の観光コーヒー園です。 コーヒーが大好きな社長さんが自分で育てたコーヒーを飲みたいという強い思いを形にされました。昭和のコーヒーミル等が並ぶ資料館を通って大温室へ移動します。ここで収穫、乾燥・焙煎した『寿古珈琲』という銘柄は100%長崎産。レストランのある建物には物販コーナーがあります。
以上 大村のおすすめスポットを紹介してきましたが、大村市内には他にもキリシタン遺構などの名所や、地場グルメスポットがたくさんあります。 ぜひ長崎観光の“スタート”か“お帰り前”に長崎空港そばの大村観光を組み込んでください!!
お待ちしています!
大村市の公式マスコットキャラクター“おむらんちゃん”