長崎県人口第2の都市「佐世保」、造船・軍港の町として発展してきました。西海国立公園「九十九島」など自然に恵まれ、ハウステンボス他 数多くの観光名所がありますが、JR佐世保駅近辺には他の街には無い興味深いスポットがいくつもあります。今回電車で佐世保駅まで行き、ぶらりと駅周辺を散策してきました。
長崎~佐世保のJR線は途中「大村線」を経由します。県央の大村湾沿いを北上するこの線区は全国の鉄道ファンに人気の絶景路線です!! 『長崎駅⇒佐世保駅』直通の快速電車の所要時間は最速1時間42分、『(長崎空港最寄りの)大村駅⇒佐世保駅』は同1時間4分です。
大村線に登場したばかりの新型YC1系車両は、広い通路に車椅子専用スペース&介護者用椅子(埋め込み型)、更に大きな多目的トイレまで設置されたバリアフリー型電車で、安心して移動ができます。
JR佐世保駅に到着すると“佐世保バーガーボーイ”がお出迎え! 『それいけ!アンパンマン』のやなせたかし先生が生みの親。手作りバーガーを実際に食べた先生が、愛情のこもった美味しさをイメージして作ってくれたとか。【佐世保観光コンベンション協会の情報サイト「佐世保・小値賀海風の国観光圏」から】
散策するコースは、佐世保駅起点にカトリック三浦町教会、とんねる横丁、四ヶ町商店街を周遊する1.7km、移動時間だけなら徒歩23分が目安です! 商店街から入り、『さるくシティ4〇3アーケード』の端までの往復を加えると全行程3.2km(徒歩41分)になります。
佐世保駅東口を出て国道35号線を左に折れてすぐ、とんがり屋根の大きな天主堂が見えます。カトリック三浦町教会です。美しいゴシック建築を見上げた正面下側には長くて急な階段があり、高齢者、足の不自由な方には大変厳しい道のりになります。遠回りにはなりますが、天主堂の裏手から入る別ルートだと、20段あまりの階段で向かうことができます。裏門の階段横には駐車場があります。
教会から更に進むと国道に沿って“とんねる横丁”があります。戦時中に作られた防空壕をそのまま生かし、ひとつの防空壕に1軒のお店が軒を並べて営業しています。
地元で人気の本田蒲鉾店さんにお店の中に入らせていただきました。「ここの天ぷらじゃなきゃいやだ」と言われる常連さんがたくさんいるそうです。細い通路が店の奥まで続き、昔の姿のままの防空壕と蒲鉾ミキサーが溶け込む風景は不思議な感覚!天然クーラーで空気がヒンヤリ感じました!!
とんねる横丁の入り口、本田蒲鉾店さんから近い歩道橋下に戸尾市場の(公衆)多目的トイレがあります。
四ヶ町(よんかちょう)商店街の入口に向かいます。四ヶ町から始まり、三ヶ町にかけて7つの町をまたぐ全長約1キロのアーケード『さるくシティ4〇3アーケード』は、“屋根が続いている一直線のアーケードとして日本一の長さ!”を誇ります。4〇3(ヨンマルサン)は、四ヶ町商店街の4、佐世保玉屋の〇、三ヶ町商店街の3の総称、さるくは「散歩する」「歩き回る」という意味の佐世保方言です。
アーケードではお天気の心配無しに買い物や食事をできますが、一歩はずれた脇道や路地裏にも粋なお店やレトロ風情漂うお店がいくつもあって楽しめます。
アーケードの中央地点近くにある「島瀬公園」、オストメイト機能付き、おむつ交換台付きの大きな(公衆)多目的トイレがあります。
今回は佐世保駅周辺の一部をご紹介しました。 佐世保には魅力的なスポットがまだまだイッパイ! 今後も続編をアップしていきたいと思います。 UTセンターでは『SASEBOバーガーマップ』をご用意して皆様のお越しをお待ちしています!!